水夢館からのお知らせ

コーヒー過飲婦人ご用心・納豆は血栓を溶かす/あなたは隠れ肥満!?

2003年05月01日

「コーヒー過飲婦人ご用心〜1日八杯以上で死産率3倍!?」

 カフェインを含むコーヒーを一日八杯以上も飲んでいる妊婦は、全く飲んでいない妊婦に比べ、死産の確率が三倍も高いと、デンマーク・オーフス大学の研究グループが発表した。約一万八千五百人の妊婦を調査した結果で、喫煙や飲酒の影響を考慮しても、死産確率は2.2倍高かった。コーヒーを飲む量が一日1−3杯なら死産率はかえって下がっており、同4杯くらいから悪影響があるという。研究グループによるとコーヒー一杯に含まれるカフェインは約百ミリグラム。妊娠中は、子宮や胎盤の血管を収縮させ、胎児が低酸素症になったり、胎児の心臓血管に直接作用して、頻脈や不整脈を起こす可能があるという。

「納豆が血栓も溶かす/老化防止、抗がん、抗菌、肝機能を助ける・・」

日本の代表する発酵食品「納豆」。ネバネバした食感が嫌いという人も多いが、老化やボケを防止するほか、抗がん作用、抗菌作用、肝機能障害の予防など、さまざまな健康効果が認められている。最近では脳梗塞などの原因である血栓を溶かす作用があることも分ってきた。血栓は血液中の血小板が1ヶ所に集まるとできてしまう。聖マリアンナ医科学難病治療研究センターの星恵子助教授チームは、納豆菌が作り出す「ナットウキナーゼ」を人間が口から摂取すると、その血小板が集まってくる事を防ぐ上、血栓そのものも溶かす作用があることを突き止めた。同実験で使われたナットウキナーゼの摂取量は市販の納豆に換算すると100gで、2パック分だそうです。少量でも毎日摂取で効果が出るとのこと。納豆を毎日食べましょう!

「あなたも隠れ肥満?」

BMI 22前後が一番病気になりにくいことは良く知られています。そこから導かれたのが健康体重という考え方です。身長(m)×身長(m)×22。これを日本人の新しい標準体重にしたらどうかと日本肥満学会は提案しています。身長170センチの人だと63キロです。ちなみに、ボッティチェリが描いたビーナスは、身長158センチ、体重52キロの女性をモデルにし、BMIは健康体重にほぼ一致する21です。ボディーイメージも大切です。これが狂うと、全然太っていないのに自分だけ太っていると思い込んでしまう危険があります。ボディーイメージに障害を持つ若い女性が増えており、女優さんやモデルさんのようなBMI18〜19の極端な低体重を目指して、過激なダイエットに取り組み、やつれて体調を崩してしまう例が跡を絶ちません。

 みかけは太っていないのに体脂肪が多い状態を隠れ肥満と言います。

 体脂肪計は数多く市販されていますが、体の脂肪は直接には測れませんから、電気抵抗を測り、それをもとに体脂肪の割合を計算式で推定する方式が一般的です。電気抵抗は時間によって変わるので、1日1回、同一条件下で計ることが大切です。

 体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪がありますが、体脂肪計ではこの区別はできません。体脂肪率は男性の場合は体重の20%弱、女性は25%弱くらいが普通です。ここで、男性で体脂肪率が25%、女性で30%を越えると軽度の肥満体とみなすことができます。