健康コラム 一覧

2007年05月23日

メタボリックシンドロームってご存知ですか?

厚生労働省の公式サイトに
”メタボリックシンドロームについて”
分かりやすいサイトが登場しました!

「メタボリックシンドロームを予防しよう」

最近、テレビなどのメディアを通じて、
よく耳にするようになりましたよね!

メタボリックシンドローム(内臓脂肪
症候群)は、進行すると命にかかわる
病気を招くこともあるので、注意が必
要です。

でも、安心して下さい!生活習慣を
改善することで予防・改善することが
できます!

最近、太り気味のあなた!メタボに
ついて理解を深めて、健康づくりに
取り組みましょう!

「メタボリックシンドロームを予防しよう」

2004年02月01日

咀嚼(そしゃく)を意識するといい事がある、三日坊主を解消するには!!

■最近の話題
最近、咀嚼(そしゃく)が注目されている。咀嚼とは?そう、食事を口の中で噛むことを指しています。
会員の皆さんは水夢館のインストラクターから聞いている方も少なくないと思いますが、咀嚼が視床下部のヒスタミン神経系に情報が伝えられヒスタミンが沢山出てくる。これが満腹中枢に働き食事終了の満腹信号として機能するそうです。さらに交感神経を活性化させ、末しょうで脂肪を分解しエネルギーを消費させるのです。
面白い実験があります。二十人の人を二群に分けてそうめんを食べさせる。一方はすぐ食べ、もう一方は10分ほどガム(無味、0カロリー)をかんでから食べるのです。後者の方が食べる量が大きく減るそうです。一般に太っている人の80%がかみ方が粗く、早食いと言われています。
カミカミダイエットなんてのが流行ったりして!心当たりの方は試しては?

■減量に関するお話
トピックでも取り上げましたが、咀嚼についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
カミカミダイエットをどのように実践したら良いのか?以下にポイントを上げてみました!
 ・洋食より和食
 ・繊維質を多く含んだ野菜、海草などをメニューに入れる
 ・噛む事の必要なメニューを先に食べ始める
 ・ゆっくりと食事に時間をかけ味覚を楽しむ
 ・食事の間の時間を空け過ぎない様に規則正しく

■健康に関するお話
皆さんの周りには運動を好きな人と、嫌いな人といるかと思います。
嫌いな人は、なぜ嫌いなのでしょうか?
嫌いな人達は、運動は楽しくない、嫌なもの、不快なものという認識があるようです。
経験のある方もいると思いますが、学生時代に何かの罰として運動をやられた経験です。
嫌いな方は、このような経験が強烈に影響していると言えます。
アメリカの学校では現在「絶対に罰として運動をやらせてはいけない」と言われるようになってきています。では、運動を継続できる人と、できない人の違いは何でしょうか?
体力がある、意思が強い、性格の違いかな・・・色々上げられますね。
運動の必要性があり、運動を始めようと決め実行します。しかし、すぐに挫折してしまいます。
では、どうやったら継続していけるのでしょうか・・・?続きは次回です。

2004年01月01日

中高年スキーブーム?、ダイエット支援サイト、運動不足と過食が体へ及ぼす影響

■最近の話題
皆さんはどんなお正月を過ごされたのでしょうか?
私はダラダラ食っちゃ寝で体重計に乗るのが恐ろしい今日この頃です。
辺りはスッカリ銀世界でウインタースポーツシーズンの到来といった所ですね!
爽やかに自然の中でスポーツしましょう!
っと、この間、新聞に面白い記事がありました。若者のスキー離れです。
そこで、近頃は中高年がスキーに注目しているそうです。
カービングスキーは操作がし易く、初心者でもすぐ覚えられるのだそうです。
中高年向けのスキースクールあるそうですよ!!

■減量に関するお話
ダイエットは非常に多くの方のテーマですよね!
見後に成功された方も大勢いらっしゃると思いますが、失敗されてリバウンドしてしまった方も随分といらっしゃるのではないでしょうか?
ダイエット成功の秘訣は何でしょう?
私は、続けることが最大の秘訣であると考えます。
また、方法は自分にあった方法で行うことが大切です。(危険な方法は避ける)
インターネット上にそんな方のサポートを行うサイトがありました。
是非、一度のぞいてみて下さい!全て無料ですよ!!

■健康に関するお話
あなたは運動が生活習慣病にどのように関係するかご存知でしょうか?
運動不足や過食をすると内臓脂肪を増やしインスリンの働きを悪くします。
この働きが悪いので、肥満になるとインスリンがどんどん出てくるのです。
運動の習慣のある方は、これが通常の3倍も働いてくれるのです。
この状態が続くと膵臓がインスリンを出せなくなり糖尿病となってしまいます。
また、インスリンが沢山出ると自律神経が興奮した状態となり脈が速くなります。
さらに、インスリンの働きで体内にナトリウムを蓄積し血圧が上昇します。
ついでにインスリンは中性脂肪の分解を低下させ高脂血症になってしまいます。
普段の軽い運動の積み重ねが効いてくる訳ですね!

2003年12月01日

肥満の話、面白サイト紹介

■死の四重奏症候群

死の四重奏とは、次の4つの条件がそろうと心筋梗塞で亡くなる可能性が高くなることを言います。
 その4つとは?、リンゴ型(内臓脂肪型)肥満(水夢館で体力測定をされた方は、ご存知かと思いますが)、高血圧、糖尿病、高脂血症です。「ぎくっ」とされた方は、まずは肥満の解消から始めましょう!
 アメリカでは、これに喫煙を加えて五重奏という言い方もしています。

■危険なダイエット

 民間療法のダイエットには危険なものがあり注意が必要です。
a. ご飯しか食べない〜脂肪を極力減らし、たんぱく質も摂らないで、しかも運動もしてはいけないというダイエット。体重も落ちますが脂肪と一緒に筋肉も落ちます。

b. 単品ダイエット〜グレープフルーツ、ヨーグルト、リンゴなど様々ですが、1ヶ月くらいで肌アレや髪の毛が抜けてきます。2〜3ヶ月すると貧血、半年後には生理が止まったりします。骨粗鬆症などもあります。

 危険なダイエットを始めえる前に専門家に相談しましょう。

■生活習慣病と倹約遺伝子

 人類は飢餓状態を生き伸びてきたため、エネルギーを倹約して生きていく遺伝子が体のなかにたくさん残っています。ですから食べ過ぎと運動不足の環境にどっぷり漬かってしまうと、すぐに肥満して生活習慣病に悩ませるようになるのは宿命です。

■ペットボトル症候群

 家庭の冷蔵庫に清涼飲料水のペットボトルを常備しておくと、家族が水がわりに清涼飲料水を飲みすぎて糖尿病を発症する危険性が高まるのです。

■生活習慣病予防のための養生訓

 生活習慣病を予防する5つのポイントがあります。
 1、動物性脂肪を減らす 2、砂糖を減らす 3、野菜を増やす 4、タバコを吸わない 5、運動をする。
 この5つは、どれが欠けても効果が半減します。5つをきっちりやることが、生活習慣病の予防になります。

■面白いサイト見つけました!

 インターネットをされる皆さんであれば、もう既にご存知かも知れませんが、「10秒ダイエット」というサイトです。メールマガジンを発行していて、10秒あれば読めるダイエットに関する情報が毎日、送られてくるのです。
 興味のある方は下から↓
http://village.infoweb.ne.jp/~kaze/diet/index.htm

2003年11月01日

現代っ子「背伸びたが筋力落ちた!」

もう既にご覧になった方もいるかと思いますが、10月11日頃の新聞紙面に「現代っ子、背伸びたが筋力落ちた」といった見出しを見つけました。フムフムと読むと、10日に文部科学省の平成13年度体力・運動能力調査結果について書いてあった。
 今回の調査は体格と体力の相関関係を調べたのは初めてだそうで、年々体力落ち込み幅は広がっているとの事です。
 順天堂大の青木純一郎教授(運動生理学)も「理論的には身長が伸びると筋肉が太くなり筋力も増すはずなのに・・・」と子供の運動不足を指摘してました。
 また、通常体力は年齢とともに増加し、一定の年齢を迎えると下降するのですが、この年齢も十年前が19歳であったものが、現在は17歳と低年齢化し、さらにその体力レベルも低下しているというから事態は深刻である。
 今はサッカーブームのようですが、子供が限られた種目の運動にしか取り組まない事も、運動能力全体が低下している原因となっている様です。
 私個人も子供を持つ親として、この現実には問題意識をもっている所です。目先の問題ではなく、近い将来子供達が生活習慣病等で様々な可能性が狭められる事を想像するだけで、ゾッとします。これは、親の責任でもあるのかも?
 こんな事を想像するのは私だけでしょうか?

2003年09月01日

内臓脂肪症候群

おなかの中の内臓のまわりに脂肪がつくとインスリンというホルモンが効きにくくなります。すると血糖が上がり、いわゆる境界型も含めた糖尿病や高脂血症、高血圧などの生活習慣病を引き起こします。このような状態は内臓脂肪症候群と呼ばれています。
 ここに内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満のCT(X線コンピューター断層撮影)写真があります。内蔵脂肪型か皮下脂肪型かは、おへその位置の断層写真で判定します。男性には内臓脂肪型が多く、女性には皮下脂肪型が多く見られます。生活習慣病と一番関係が深いのは、内臓脂肪型です。
 男性で腹囲が85cm、女性で90cmを超えると内臓脂肪型肥満の危険性があります。ウエストサイズの増加は笑ってすませないイエローカードです。去年のズボンがきつい、スカートがはけないときは、生活習慣病の初発症状と思って健康診断を受けましょう。

2003年07月01日

日本人の平均寿命、中高年女性に警鐘!非アルコール性脂肪肝

以前、北海道新聞の記事に厚生労働省より日本人の平均寿命についての発表がされていました。女性で85.23歳、男性で78.32歳(2002年簡易生命表)と男女そろっての更新は2001年に続いて2年連続で、女性は1985年から18年連続で世界トップを続けているそうです。(女性は強し!!)

 死因を分析すると、前年に続いて男女ともガンと脳血管疾患、また女性の心疾患などの死亡率がそれぞれ減って寿命を延ばす要因となっている。男性は自殺による死亡数、死亡率は増加した。将来どの死因で死亡するかを示す死因別死亡確率では、男女ともガン、心疾患、脳血管疾患、肺炎の順。

 寿命は伸びているもののその内情は如何なものか?元気に生き生き生活している方々はどの位いるのでしょうか?無病息災と言い切れる方が何人いるのか!興味深いところですね。厚生労働省によると未だ医療費は増加の一途を辿り、サラリーマンの医療費負担率を上げなければ賄い切れない事態のようです。これは何を物語っているのか皆さんはお分かりかと思います。

 健康に関する意識がより一層強まりテレビやマスコミなどでも取り上げられています。今後ますます健康作りに関して研究や普及が進んでいくと予測されます。
 ここ稚内でも水夢館を始めとする各種運動施設、イベント、温浴施設がたくさんあります。たくさんの方に有効に利用して頂き健康づくりの輪が広がっていく事を願っております。水夢館の利用者も年々増加する一方で施設の老朽化や景気低迷による運営コスト圧縮、様々な問題がございますが、スタッフ一同精一杯、少ない脳みそをフル回転させながら創意工夫して行きたいと思います。

 話が大きくそれた様な気がしますが、どんどん水夢館を利用して健康で生き生きした毎日を送りましょうね。

■非アルコール性脂肪肝
 この間、珍しく朝早起きして、何気なくテレビをつけると「急増!!非アルコール性脂肪肝」などといった特集がやっていたので、テレビに釘付けになった。それは、一般的な脂肪肝(アルコールをたくさん飲む方によくある)とは違い、アルコールを全く飲まない方でも脂肪肝から、悪くすると肝硬変などと言った深刻な状況になりうるというものです。しかも、ほとんど自覚症状が無いので怖い病気だそうです。主婦の方でも定期的な健康診断を受けて、GOTやGPT(40以上の方は注意)チェックしましょう。また、体重にも関連性があるようでBMI(体格指数:体重÷身長m÷身長m)で30以上の方は要注意。生活習慣病の一つとして考えられ、運動や食事の改善で予後はよいそうです。みなさん気をつけましょう!!

2003年06月01日

ベストウエイトと身体活動能力(体重なんか気にしない!!)

■ベストウエイトと身体活動能力

太るとなぜいけないのか。平均すると、太っている人のほうが寿命が短いからです。ところが太っていても健康な人がいることも事実です。その人たちに共通している特徴は、身体活動能力が高いということです。健康で最も身体活動能力の高い体重を、ベストウエイトといいます。

 数年前、アメリカのニューズウィーク紙が「体重なんか気にしない」という特集を組んで、世間をびっくりさせました。記事の中には、太っていても元気な人が大勢紹介されています。まず、身長160センチで体重が66キロ、BMI25.8の56歳の中年の女性です。アメリカ人としては小柄な女性ですが、彼女は3年前には体重が100キロ、糖尿病、高血圧に悩まされていました。ダイエットして、体重66キロになったら糖尿病、高血圧が治りました。しかも山登りが趣味ですが、66キロのときエベレストに登ってしまったのです。

 健康でしかも世界最高峰に登れる、すなわち身体活動能力もきわめて高いわけで、これが彼女のベストウエイトと考えられます。従来の標準体重と比べれば10キロくらいオーバーしていますが、この66キロ以下まで体重を減らす必要はないというわけです。これについては、米国医師会雑誌に発表された「身体活動能力と死亡率」に関する研究が理論的根拠になっています。すなわち、体重よりも身体活動能力のほうが死亡率に対して影響が大きいとする研究成績です。肥満や超肥満のグループでも、身体活動能力が高い人の死亡率は低いのに対して、標準体重でも身体活動能力が低い人の死亡率は高いことがわかります。「病は足から」とは、古くからよく言われてきましたが、この言葉の意味を裏付ける科学的根拠がそろってきたということもできましょう。

2003年05月01日

コーヒー過飲婦人ご用心・納豆は血栓を溶かす/あなたは隠れ肥満!?

「コーヒー過飲婦人ご用心〜1日八杯以上で死産率3倍!?」

 カフェインを含むコーヒーを一日八杯以上も飲んでいる妊婦は、全く飲んでいない妊婦に比べ、死産の確率が三倍も高いと、デンマーク・オーフス大学の研究グループが発表した。約一万八千五百人の妊婦を調査した結果で、喫煙や飲酒の影響を考慮しても、死産確率は2.2倍高かった。コーヒーを飲む量が一日1−3杯なら死産率はかえって下がっており、同4杯くらいから悪影響があるという。研究グループによるとコーヒー一杯に含まれるカフェインは約百ミリグラム。妊娠中は、子宮や胎盤の血管を収縮させ、胎児が低酸素症になったり、胎児の心臓血管に直接作用して、頻脈や不整脈を起こす可能があるという。

「納豆が血栓も溶かす/老化防止、抗がん、抗菌、肝機能を助ける・・」

日本の代表する発酵食品「納豆」。ネバネバした食感が嫌いという人も多いが、老化やボケを防止するほか、抗がん作用、抗菌作用、肝機能障害の予防など、さまざまな健康効果が認められている。最近では脳梗塞などの原因である血栓を溶かす作用があることも分ってきた。血栓は血液中の血小板が1ヶ所に集まるとできてしまう。聖マリアンナ医科学難病治療研究センターの星恵子助教授チームは、納豆菌が作り出す「ナットウキナーゼ」を人間が口から摂取すると、その血小板が集まってくる事を防ぐ上、血栓そのものも溶かす作用があることを突き止めた。同実験で使われたナットウキナーゼの摂取量は市販の納豆に換算すると100gで、2パック分だそうです。少量でも毎日摂取で効果が出るとのこと。納豆を毎日食べましょう!

「あなたも隠れ肥満?」

BMI 22前後が一番病気になりにくいことは良く知られています。そこから導かれたのが健康体重という考え方です。身長(m)×身長(m)×22。これを日本人の新しい標準体重にしたらどうかと日本肥満学会は提案しています。身長170センチの人だと63キロです。ちなみに、ボッティチェリが描いたビーナスは、身長158センチ、体重52キロの女性をモデルにし、BMIは健康体重にほぼ一致する21です。ボディーイメージも大切です。これが狂うと、全然太っていないのに自分だけ太っていると思い込んでしまう危険があります。ボディーイメージに障害を持つ若い女性が増えており、女優さんやモデルさんのようなBMI18〜19の極端な低体重を目指して、過激なダイエットに取り組み、やつれて体調を崩してしまう例が跡を絶ちません。

 みかけは太っていないのに体脂肪が多い状態を隠れ肥満と言います。

 体脂肪計は数多く市販されていますが、体の脂肪は直接には測れませんから、電気抵抗を測り、それをもとに体脂肪の割合を計算式で推定する方式が一般的です。電気抵抗は時間によって変わるので、1日1回、同一条件下で計ることが大切です。

 体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪がありますが、体脂肪計ではこの区別はできません。体脂肪率は男性の場合は体重の20%弱、女性は25%弱くらいが普通です。ここで、男性で体脂肪率が25%、女性で30%を越えると軽度の肥満体とみなすことができます。

2003年04月01日

お年寄りもマシントレーニング!!パワーリハビリ/肥満判定基準

3月21日(金)の北海道新聞の記事に“お年寄りの自立に効果”筋力の衰えを防ぐパワーリハビリという見出しの記事がありました。パワーリハビリとは、医療用トレーニングマシンを使い、要支援、要介護のお年寄りが足の曲げ伸ばし、ボートこぎ運動などをすることで、日常動作や精神状態を改善する方法。筋肉増強ではないので、無理なくできる体に負担の少ない運動を週ニ、三回、三ヶ月ほど継続する。これは高齢者のリハビリに詳しい日本医大の竹内孝仁教授が提唱しているとのこと。

実際に江別市の老人保健施設「はるにれ」では、昨年からストレッチ運動と組合せてパワーリハビリを取り入れ、効果を上げているそうです。

誤解を避ける為に、記事の中に医療用のトレーニングマシンとありますが、水夢館にあるマシンと比較し、どこが違うかと言うと、ウエイトの刻みが細かい点と、マシンへの乗降りがし易い点です。

水夢館にも沢山のお年寄りがいらして社会に貢献できると良いですね!

追伸:パワーリハビリについて詳しく知りたい方は下記へアクセスしてみて下さい。
http://www.powerreha.jp/index.htm

■肥満の判定基準
肥満かどうかの判定する基準は何でしょう。以前は「標準体重」でしたが、最近はBMI(ボディー・マス・インデックス)を使います。これはWHO(世界保健機構)が以前から肥満判定の国際規格として提唱しているもので、体重を身長の2乗で割って算出する体格指数のひとつです。WHOの基準と日本肥満学会の基準は少し違っています。BMIが30を超えると、世界中どこへ行っても立派に肥満として通用する「国際肥満」です。30を超える人は、日本人では人口の2〜3%にすぎませんが、白人では20~30%にのぼります。一方、BMIが25〜30の人たちは、日本国内でのみ肥満と判定される「国内限定肥満」ですが、日本成人男性の約3割を占め、減量指導がもっとも必要な人たちです。

 ちなみに、「えっ!!私が肥満?」と納得の行かない方は、体脂肪率とウエストヒップ比を調べてみて下さい。

・体脂肪率のみ肥満の傾向がある場合〜皮下脂肪型肥満
・ウエストヒップ比のみ肥満の傾向がある場合〜内臓脂肪型肥満
・両方とも肥満の傾向がある場合〜正真正銘の肥満