水夢館からのお知らせ

内臓脂肪症候群

2003年09月01日

おなかの中の内臓のまわりに脂肪がつくとインスリンというホルモンが効きにくくなります。すると血糖が上がり、いわゆる境界型も含めた糖尿病や高脂血症、高血圧などの生活習慣病を引き起こします。このような状態は内臓脂肪症候群と呼ばれています。
 ここに内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満のCT(X線コンピューター断層撮影)写真があります。内蔵脂肪型か皮下脂肪型かは、おへその位置の断層写真で判定します。男性には内臓脂肪型が多く、女性には皮下脂肪型が多く見られます。生活習慣病と一番関係が深いのは、内臓脂肪型です。
 男性で腹囲が85cm、女性で90cmを超えると内臓脂肪型肥満の危険性があります。ウエストサイズの増加は笑ってすませないイエローカードです。去年のズボンがきつい、スカートがはけないときは、生活習慣病の初発症状と思って健康診断を受けましょう。